過去の恥ずかしい、逃げたい、辛い思い出って人には

様々あるよね。1つや2つや3.4.5.・・・・?

私なんかやっぱり人前で、好きな女の子の前で、

吃りに吃って、逃げ出したいくらい恥ずかしい思いをしたことは、

今になっても(何年たっても)脳裏に残っているよ。

これをトラウマって言うんだろうね。

で、そんな自分をどうしたかっていうと、俺はそんなことで悩むような

軟な人間じゃないぞって、全く悩んでないふりをしたり、

逆に、こんな俺を優しくみんな見守ってね、バカにしないでねって

廻りの人に、極端に優しくしてあげたりとか、同情を買ってもらうような

態度をとったりと、まあ、本当の自分でない自分を演じ続けていた頃が

相当長くあったよ。

その頃は本当に辛かったし、しんどかった。

自分が二人も三人もいるようで、心の中はいつも空っぽだったよ。

でも、曲りなりにも社会人になったが、しゃべることに関しては

ごまかし、ごまかし、何とか吃りだとはわからないように生活してました。今もしてるかな?

当然、仕事の事でも強がったり、変に人に媚を売ったり、

変に優しくしたりとか。そういう事が身に付いてしまってたね。

けれど、いつの頃からかやっぱりこれではしんどいし、こんな自分を

少しでも変えようと思ったわけ。いつ頃だったかな?

まず、何をしたかというと、ちょっとづつだったけれど、強がったりしない、

落ち込んだ時は静かに黙ってそんな自分と向き合う。もっと具体的に言うと、

ただ静かに黙り通す、強がらず、媚を売らず、ただただ静かにしている。

たぶんね、これ何かの本に書いてあったような気がするね、森田療法だったかな?

その頃、結構色んな本をよんでいたからね。

そしたら不思議なことに、少し安らいでる自分、少し二人三人といた自分が、一人に

なりつつなってきたような感覚を覚えた記憶があるね。

いわゆる、悪あがきをしないってことだったのかもしれない。

これも、あるがままの自分を受け入れるという行動の、一つかもしれないね。

そうすると、吃るのも少し減ったようだった。???

でも、トラウマはしっかり頭にも心の中にも残っているけどね。