腹式呼吸(丹田呼吸法)
おヘソの下、5cm~7cmのところに丹田というツボがあります。
この丹田を意識しながら呼吸(腹式)を行います。
楽な姿勢でイスに座ってもいいし、仰向けに寝っ転がってもいいですし、
正座でもけっこうです。自分が一番リラックスできる姿勢を保ちながら
行います。
息を吸うときは鼻から、吐くときは鼻からでも口からでもいいです。
ただ、スムーズな会話を目指していますので口から吐くことをおすすめします。
お腹を引っ込め吐きながら、また、お腹を膨らませながら息を吸う、ゆっくり
行うことがコツです。
その時、両手を丹田に当てながら意識を丹田に集中して下さい。
まずはその練習を5分以上続け、苦しくなくなれば10分~30分行って下さい。
出来るだけ毎日習慣づけできればベストです。
丹田呼吸法講座
しかし、これだけでは吃音は改善しません!
イメージトレーニングの必要性
成功へ導くイメージ作りをする。
イメージは実際に行っていなくても、プレーをしているに匹敵するぐらいの
力があります。
スポーツ選手が雨でグランドが使えない時や、怪我でろくな練習ができない時
頭の中でプレーをイメージし実際に体を動かしている状態にします。
すべては「脳」の働きが重要なのです。
又、イメージするということは自らの潜在意識を呼び起こし成功へと導きます。
人間は、「成功、望み通りに達成」するように出来ているのです。
と言ってもどうイメージすればいいのか?
簡単です、「楽しいこと、ワクワクすること、快楽を感じること」を
イメージしてください。
そう、想像力を働かせるのです。
最初から言葉がスラスラ出てくることなどイメージしなくてもいいのです。
好きな彼女、彼氏とデートしているところや、好きな食べ物をお腹いっぱい
食べている、又は、お金をたくさん稼ぎ遊び回っているそんな自分を想像・
イメージしてください。
イメージトレーニング
丹田呼吸法+イメージトレーニング
先程も述べましたが、最初は丹田に意識を集中しながら呼吸を行いますが、
慣れてリラックスできるようになれば、意識を「楽しいこと、快楽を感じること」に移し、イメージしながら呼吸法を行ってください。
ここまでくればあなたの吃音はかなり軽くなっています。
原因を探るのではなく、明るい未来をイメージしてください。
体にリズム感
私のなかでは、吃音改善の大きなポイントにリズム感があります。
殆どの、吃音改善の著書のなかでは「呼吸法やイメージトレーニング又は心理学」などが主に挙げられていますが、リズム感は見ません。
言語だけでなく、人間が活動していく上でリズム感はとても大切です。
いわゆる自分にとっての「心地よさ」と言うことです。
「リズム」=「心地よさ」
ではどうすればいいのか?
これも簡単です。天気の良い日に散歩、軽いジョギングだけでOKです。
もし、スポーツの好きな方であればおすすめは「ドッジボール、バスケ、サッカー」などの球技が良いです。
とにかく体を動かすことで体内にリズム感を宿すのです。
心地よい運動・汗を流すとは心のリフレッシュにもつながります。
そして、音楽を聞くそして自ら歌う。
勝敗を意識せず、心地よさを意識してください。
最後に
医学的、科学的に色んなことが取り上げられ説明されている書籍・商材を見ますが、
確かに素晴らしく最先端の情報だと思います。
吃音者の方は性格的に真面目な方が多いと思います。だから、必死でそれらを理解しようと
努力されていることでしょう。しかし、
あまりにも膨大な説明であったり、専門すぎて中身が途中で分からなくなったり、
同じような表現が何度も使われていたりと、混乱を招いてしまい嫌になって投げ出して
しまうことが多々あるでしょう。
要は、焦らずにゆっくり取り込むことがたいせつです。せめて半年、一年ぐらいのスパンは
必要です。
長続きさせるポイントは少しでもスムーズに喋られるきっかけを感じることです。
その大きな一つが言葉に「抑揚をつける」ということです。
また、どうしても言葉が出にくい時、詰まってしまう時は、
意識してゆっくり伸ばしながらしゃべる。
「あ、あ、あ、あ」ではなく「あーりーがーとーうー」
「こ、、、無音、、、、」ではなく「こーんーにーちーはー」
あくまでも、喋りだすきっかけです。
少しでも、以前よりスムーズに喋りだせればそれだけで世界が変わります。
そうすると、難しい専門書なども読み続けていけることでしょう。
しかし、最終的には上記で述べたやり方に行き着くことになります。
あなたにはすでに、「呼吸法・明るいイメージ・リズム感」が備わっています。
これを行うことが「吃音者の覚悟」です。
そして何より「一番やさしい改善策」です。