吃音って何のこと?
非吃音者が吃音のことを理解できないのも仕方のないことです。
海で生きている生物が陸の世界を知らない様に、しゃべりたくても言葉が出て来ない、別に緊張していなくてもうまくしゃべれない、
そんな世界を非吃音者が知ることはないでしょう。
当事者の苦しみはその本人でしか分からない。
これが事実です。
だからいい加減にしてもらいたい。
「どもってもいいんだよ。もっと落ち着いてゆっくりしゃべりましょう。」
「そんなあなたが私は好きだから、そのままでいいんだよ。」
そんな言葉を簡単にかけないでください。
吃音の苦しみが分からない、非吃音者に限って親切に語りかけてくる。
それも専門家(医師、心理療法家、言語聴覚士)と呼ばれている人達が平気な顔をして。
吃音者って自殺を考える人もいるんだ。実際それを選択した人もいる。
なのに平気な顔をして親切にしないでほしい。
「好きな食べ物が注文できない、自分の名前が言えない、電話のベルが凶器に思える。
そして何より、人の親切が自分を情けなくさせるのです。」
「落ち着いていてもどもるのです、そんなあなたが好きだと言われても、私はこんな私が嫌なのです。」
苦しいのです、辛いのです、本当に私の事が好きなら治してください。
「こんな私を、どもる私を」 どうか救ってください!
吃音者の叫び!
だったら自分で治そう、自分で改善しよう!
だったら自分の定めと向き合おう! 吃音者の覚悟!