いつの頃からだろう。
自分が吃ってるって覚えたのは。
自分の中では小学生2.3年の頃だと
思うのだが、
親に聞くと、3.4歳の頃からどもり始めたと
聞いた。
多分、連発しながら喋っていたのだろう。
まだ、人の目も気にならない幼少の頃だから。
確かに小学生4.5年になると、
人前で話すのに吃ってしまうという
意識を持っていたと思う。
そして考えながら喋りだそうとするので、
連発から難発に変わっていったと記憶している。
あれから、ン十年と経つが、
苦しい時もあれば、絶好調の時もあった。
絶好調の時なんか、国会議事堂でも
演説が出来るんではないかと思っていた。
不思議なもので、この吃音というもの、
緊張しているから吃ってしまうものでもない。
意外と公の場で話す時の方が流暢に
しゃべれたり、逆に普段家庭でくつろいでいる時に、
吃り倒すことも多々ある。
なぜ、歌を唄うときは吃らないのだろう?
音程があるからか?
適度に音を伸ばすからか?
それとも気分良くなるからか?
いっその事話す時は、
歌いながら相手に思いを伝えよう。
「変なおっさん」に思われるだろうな。