以前面白い動画を見たことがある。

 

小さな子どもが自分の影に怯え

泣きながら逃げ惑う。

 

見ている分には面白いが

この子供にとっては恐怖だろうね。

 

逃げても逃げても黒いものが

自分の足元にまとわり付くのだから。

 

この影の正体がなんなのか理解

できれば、怖くもなんともないのだが。

 

だけど、どうしても分からない

理解できないこともある。

 

その分からない恐怖に立ち向かう

ただ一つの対処法がある。

 

それは

 

立ち向かわないこと。

 

これだけである。

 

よく心理カウンセラーなんとか

という方が、

 

逃げてはダメだ、余計に苦しくなるだとか、

避けて通っているからいつまでたっても

苦しいままなのだ。

 

だけど、吃音改善において

恐怖に立ち向かって解消できるものでは

ない。

それは、あなたも私も承知のはずだ。

 

克服しようと、目の前の恐怖に立ち向かった

ところで吃音はひどくなるばかりである。

 

特に過去の惨めな思いや、恥ずかしい思いが

トラウマ的になっているのであれば

なおさらである。

 

逃げるのではなく、立ち向かわないこと。

 

じっとしていれば、

足元にまとわり付く黒い影は動かない。

 

 

つづく。